Lenovoのノートパソコン G580のCPUを交換(換装)しました。

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Lenovoのノートパソコン G580のCPUを交換したので、交換方法を共有いたします。

デスクトップパソコンであれば、CPU交換は手軽なパワーアップの手段として一般的ですが、ノートパソコンの場合、CPUがマザーボードと一体化している機種が多いため、CPUだけ交換するのは不可能なことが多いのが現状です。

そのため、CPUのパワー不足を感じた場合、パソコン本体そのものの買い替えをするのが一般的になっていると思います。

しかし、一部のノートパソコンはCPUが交換できるようになっています。

メーカーとしては、ユーザーが交換することを想定してはいないと思いますが、物理的に交換できる場合、中古のCPUを購入して手軽?に、費用も安く交換でき、ノートパソコンの寿命を延ばし、より快適に使用することができるようになります。

Lenovo のノートパソコン、G580もそんなノートパソコンの一つです。

今回は、G580の最下位グレードのCPU Celeron B820をCore i3 3110M 2.4 GHz に交換します。

交換前のG580のデバイスの仕様です。

こちらが購入したCore i3 3110M 2.4 GHzです。

ヤフオクで、送料無料で800円でした。

他に必要なものは、CPUグリスです。分解にはドライバーやプラスチックのヘラのようなものがあれば便利です。

それでは、早速、取り付けていきたいと思います。

まず、基本的なことですが、バッテリーを取り外します。

次に、HDDやメモリなどが入っている部分のカバーを取り外します。

次に、パソコン裏面のネジを取り外します。丸で囲んでいる位置にネジがあります。

上の画像のヒンジ部分、左右のネジだけが長さが長くなっています。それ以外のネジは同じサイズです。組み立てるときに注意が必要です。

ネジを全部外したら、キーボードを取り外します。キーボードは奥側の方からヘラのようなもので手前にこじって浮かせていきます。手前部分は爪があって、パームレストに刺さっています。

キーボードを外せたら、本体とキーボードを接続しているフラットケーブルを取り外します。

次に、キーボード下に一本、隠しネジがあります。シールで封印されているので、シールを剥がして、ネジを外します。

次に、ひっくり返して、HDDと光学ドライブを取り外します。

光学ドライブは一本のネジで留まっています。

スライドして光学ドライブを抜きます。

次にパームレストと本体下部を分離します。爪やプラスチックのヘラなどを差し込んで分割します。

パーツを壊さないよう注意しながら分離します。Wi-Fiカードも邪魔になるので取り外します。

パームレストとマザーボードを接続しているフラットケーブルと線を取り外します。赤丸で囲んでいる所です。

これで、パームレストを取り外すことができます。

次に、マザーボードと本体下部の部品を接続しているフラットケーブルと線を取り外します。赤丸で囲んでいる所です。

そして、マザーボードと本体下部を固定しているネジを2本取り外します。黄色のまるで囲んでいる所です。

マザーボード裏側にもコネクタがありますので、それを取り外します。これで、マザーボードを取り外すことができます。

次に、CPUクーラーを取り外します。

赤丸で囲んでいるところの3箇所のネジを取り外します。

CPUクーラーを取り外すと、CPUが見えます。

CPUファンに埃がたまっているので、ついでに掃除しておきます。

シロッコファンのケースを留めているネジを外して、CPUファンの羽を引っ張ると、外すことができます。

エアダスターで埃を吹き飛ばして、綿棒にエタノールをつけて掃除しました。

次に、CPUを取り外します。丸で囲んだところのマイナスのネジを緩めてCPUを取り外します。

次に、購入したCore i3 3110M 2.4 GHzを取り付けます。

CPUにCPUグリスを付けて、CPUクーラーを取り付けます。

あとは、分解した逆の順序で部品を戻していきます。

分解より、組み立ての方がかなり簡単にできると思います。

最初に電源を入れるときは緊張しますが、無事、起動してWindowsも起動できました。

CPUもちゃんと認識できています。

どれぐらいの性能向上なのかベンチマークをとってみました。

まずは、交換前のCeleron B820のスコアです。

ソフトはPerformance Test 10.0を使用しました。

CPUのスコアが861と出ました。

次に、交換後のCore i3 3110M 2.4 GHzのスコアです。

CPUのスコアが1532と出ました。交換前の倍近いスコアが出ています。

CPUの代金は800円なので、かなりコスパが高い改造だと言えそうです。

CPUの交換も半田ごてなど必要なく、分解することができるので、パソコンの延命に交換してみてはいかがでしょう?

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この記事を書いた人

はじめまして、Roshiと申します。
自分でできることは人に頼まないで、自分で調べてやってみる!をモットーにしています。
パソコン、タブレット、スマートフォンや趣味のカメラを中心に役立つ内容をお届けします。

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