時代の流れに逆行?フルサイズミラーレスカメラからマイクロフォーサーズに買い換えました。

昨年は、NikonからZ7,Z6やCanon EOS Rが発売されるなど、フルサイズのミラーレスカメラが注目された年でした。

しかし、私は、時代の流れに逆行し、SONYのフルサイズミラーレスカメラα7Ⅱから、センサーサイズが小さいマイクロフォーサーズに買い換えました。

目次

これまでのカメラ遍歴

デジカメを始めたのは15年ほど前になります。コンパクトデジカメから始めて、一眼レフのデジカメはPENTAXのist DSや初代Canon EOS Kissなどを最初は使っていました。

その後、ミラーレスカメラに移行し、マイクロフォーサーズのPanasonicのGF1やオリンパスのミラーレスのE-PM2などを使用しました。その後、SONYのミラーレスに移行し、NEX-5やNEX-5N、NEX-5Rなどを使用していました。

その後、またマイクロフォーサーズのGM1やGM5なども併用していました。

やはりフルサイズは画質が良かった

これまで、APS-Cのカメラやマイクロフォーサーズのカメラを使用してきましたが、やはりより高画質なカメラが気になります。そこで、中古のα7を購入してみました。その時、APS-Cのカメラとマイクロフォーサーズのカメラもまだ持っていたので、同じ被写体を撮影して比較してみました。

やはり、センサーサイズなりの画質の違いは体感でき、等倍にしたり高感度にするとフルサイズは別格の写りでした。しかし、低感度で等倍にせず普通にディスプレイ上でみた限りでは大きな違いはないと感じたのも事実です。

その後、マイクロフォーサーズ機は処分してフルサイズのα7とAPS-CのNEX-5Rを併用していました。

α7には最初、キットレンズとしてよくセット販売されているFE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870を購入しました。しかし、撮影した写真を見ると、腕がイマイチというのもありますが、これがフルサイズの画質?という感じでした。

その後、オールドレンズや他社製の(canonのEFマウントのレンズ)で手振れ補正が効く、α7Ⅱを購入しました。最初は、SIGMAのマウントコンバーター「MC-11」を購入して安いEFレンズで撮影しようと思ってたのですが、純正レンズと比べて重くなったり、オートフォーカスが微妙だったりして、結局Eマウントレンズを購入しました。

メインレンズとしてBatis 2/25を購入しましたが、このレンズは流石に画質が良かったです。F2.0の解放F値で近接撮影ではボケの表現ができるし、画面の隅々まで解像して素晴らしい画質でした。しかも寄れる。

他にFE 50mm F2.8 Macro SEL50M28も使用していました。このレンズはオートフォーカスは遅いですが、画質はいいです。しばらくはBatis 2/25とSEL50M28を使用していました。

なぜフルサイズからマイクロフォーサーズに?

α7Ⅱの画質には大いに満足していたのですが、いくらミラーレスといってもカメラ自体も重たいですし、レンズを含めるとかなりの重さになってきます。

単焦点のBatis 2/25は高画質なフルサイズのEマウントのレンズの中でも軽量な方ですが、それでもボディとレンズを合わせるとまずまずの重さになります。そして、旅行しながら撮影するうちに、やはり単焦点では画角的に厳しかったりする場面がありズームレンズが欲しいと思うようになりました。

そして、ズームレンズを買おうとしたところ、フルサイズミラーレスのズームレンズで高画質なものだと重量がさらに増えることになります。例えば、タムロンの「28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)」は550グラムでBatis 2/25より215グラム重くなり、長さも4センチほど長くなります。カメラのサイズが大きくなると旅行先や、ちょっと撮影したいときに出すことが憚られて撮影機会を失ってしまいます。

APS-Cのα6000シリーズならフルサイズより軽量になりますが、ズームレンズで高画質で魅力的なレンズがなかったということもあり、再びマイクロフォーサーズに興味を持つようになりました。

数年前のフラッグシップ機E-M1を中古で購入。さらにM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROが素晴らしかった

中古のオリンパスE-M1を購入しました。数年前のフラッグシップ機ですが、後継機種のE-M1mark2が出ているためかなり安く買うことができました。

それと、中古でM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを購入したのですが、このレンズがなかなか素晴らしいレンズでした。防じん・防滴・耐低温性能を謳っています。中古で購入したレンズは殆どのものが、チリなどの混入があるものですが、このレンズは中古で購入したにも関わらず、チリの混入がほぼ見られませんでした。防塵性能は信頼できるようです。

さらに広角側はフルサイズ換算24mmスタートで解放F値が2.8。さらに、かなり寄って撮影することができます。マクロレンズがなくてもそれなりの接写ができます。

Batis 2/25を装着したα7ⅡとM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを装着したE-M1を並べてみました。こう見るとサイズはほとんど変わりませんが、E-M1の方はF2.8通しのズームレンズを装着していることを考えるとコンパクトに収まっていると言えそうです。(^_^;)

この組み合わせで撮影も少しだけしてみたのですが、やはりα7Ⅱの方が画質は良いのですが、フルサイズの交換レンズはバリエーションを増やそうとすると膨大な費用が必要になってきます。

高感度の画質の悪さも、マイクロフォーサーズのカメラは手振れ補正が優秀とのことで感度をあげなくても撮影できる機会が多いという情報もありました。

また、ストックフォトを始めたので持ち出し頻度を高めて沢山写真を撮りたいというのもあります。ボディとレンズを合わせて20万円のカメラをあちこち持ち運ぶのは気を遣いますからね。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROの性能に十分満足がいったのでフルサイズ関連のボディ、レンズは全て売却しました。

カメラ入れ替えに伴い売却したもの、購入した物

フルサイズ、APS-Cサイズのカメラ、レンズを全て売却しました。

流石に、1年半ほど使用したので、購入した価格より安くなりました。

α7Ⅱボディ 77,656円

Batis 2/25   86,792円

SEL50M28    33,804円

SEL85F18     49,635円 (1年半の間に2,3回しか使わなかった)

SAMYANG 14mm F2.8  9,593円 (重たく、風景用に購入したが出番なし)

SIGMA  30mm F2.8 DN 10,050円 (レンズの付け替えが面倒&寄れないので出番なし)

α6000レンズ付き 39,000円

合計 306,530円

購入したものは

OM-D E-M1 38,000円

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 54,000円

M.ZUIKO 40-150mm 6,300円

M.ZUIKO 17mm F1.8 26,000円

E-PL6ボディ 13,000円

 LUMIX DMC-GX7MK2K-K 標準ズームレンズキット43,100 円

合計180,400円となりました。

差し引き126,130円のプラスとなりました。

購入したもので、サブ機として購入したE-PL6が手ぶれ補正エラーで、使い勝手が悪く困ったものですが、売るにしてもなかなか売れず、サブのサブとして使用しています。

改めて金額を計算すると、少しづつ買ったものでも合計するとかなりの金額になっていて驚きます。

機材を沢山持っていても忙しくてなかなか使用する機会がなく、宝の持ち腐れになってしまっています。

今ある機材をもっとフル活用して腕の方を磨いていきたいですね。

フルサイズを処分してマイクロフォーサーズに移行してどうだったか?

今の所、後悔はしていません。最近の撮影目的が写真ACのストックフォト用がメインになっているのも大きいと思います。

写真ACは無料のストックフォトですが、審査も厳しくなってきていて、中途半端なボケだと、「ボケ、ブレが見られる」といった理由でリジェクトされます。

それで、最近はフルサイズのカメラで撮影している時も絞りを絞って撮影していました。また、フルサイズを買う前は、ピクスタなどのサイトで大きなサイズの写真を売ろうとしていました。

そういったサイトでは写真を等倍に拡大してチェックできるようになっています。その場合、マイクロフォーサーズとフルサイズの違いはかなり大きくなります。でも写真ACで写真を公開する場合、ダウンロード前に等倍でチェックされることはありません。

写真を撮るためには、カメラ本体だけでなく、レンズも必要となってきます。マイクロフォーサーズはカメラ、レンズのサイズがトータルでバランスが取れているのではないかと思います。

今は、沢山の方がフルサイズに興味を持って買い換えているかもしれませんが、そのうち重さや価格がネックになってきてマイクロフォーサーズのコンパクトなシステムが見直されるのではないかと思います。

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この記事を書いた人

はじめまして、Roshiと申します。
自分でできることは人に頼まないで、自分で調べてやってみる!をモットーにしています。
パソコン、タブレット、スマートフォンや趣味のカメラを中心に役立つ内容をお届けします。

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