最近は、いろいろなものがデジタル化されていますね。
音楽は、レコード、CD、カセットなどから、MP3化されてきて、今ではネット配信になってきています。
また、本も電子化されてきて、電子書籍が当たり前のようになってきています。
楽譜もついにデジタル化の波が来ているようです。
フランスのカンヌで開かれた音楽関連企業向けの見本市「midem」で楽譜専用デジタルデバイス「GVIDO」(グウィド)が発表されたようです。
楽譜専用デジタルデバイス「GVIDO」(グウィド)とは
楽譜専用デジタルデバイス「GVIDO」グウィドは、E-Ink社の電子ペーパーディスプレイ「Mobius」の13.3インチ版を2枚使うことによって、見開きの楽譜をそのまま再現することができるようになっているようです。
端末の大きさは幅480mm。高さ310mm、厚さ5.9mmのサイズとなっており、ピアノ演奏やオーケストラなどの演奏で使われる楽譜と同じサイズを再現できるようになっているようです。
付属のペンで紙の楽譜のようにメモを書き込める機能があったり、外枠のスイッチをタッチするとページめくりができるようになっているようです。
付属のペンはワコムのペンセンサーを採用しているそうなので、快適な書き心地が期待できますね。
Wi-FiやBluetoothの通信機能も搭載されており、今後はWeb上から電子楽譜を購入できるサービスも想定されているそうです。
端末の詳細はメーカーのサイトhttp://www.gvido.tokyo/ja/をご覧ください。
「GVIDO」(グウィド)が普及するとどうなるか
これまでは電子楽譜というとiPadなどに楽譜を入れて持ち歩くという場合が多かったのではないかと思います。
iPadの場合、iPad Air2ですと9.7インチの画面サイズで紙のサイズに換算するとA5サイズになるようです。
ですので、通常の楽譜と比べるとかなりサイズが小さいと言えるでしょう。
年配の演奏家の方には少々厳しいのではないかと思います。
「GVIDO」グウィドですとサイズが通常の楽譜と同じ大きさなのでとても見やすいのではないかと思います。
また、紙の楽譜を何冊も持ち歩くと重さも大変なものになりそうですが、「GVIDO」グウィドは重さが約650グラムと軽いので持ち運びが楽になると思います。
演奏家の方は楽器が大きいものもありますし、楽譜だけでも軽量化されると移動の負担がかなり軽減されるのではないかと思います。
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