春夏野菜の保温育苗ケースを自作しました。

茄子やトマト、ピーマンなど夏に収穫できる野菜の保温育苗ケースを自作しました。

ナス科の植物は苗を購入した場合、4月末から5月の初めに植え付けます。

しかし、種から育てようと思うと苗を育てるのに約2ヶ月間かかるようです。

4月末から5月初めに植え付けようと思うと2月末ぐらいから種をまいて育て始める必要があります。

ところが、ナス科の植物は発芽適温が20~30度となっており、生育するためには10度以上の温度が必要です。

それで、2月末から種をまいて育てようとすると温室に入れたり、夜間は保温する必要があります。

種から育苗するための保温育苗機も市販されています。

昭和精器 育苗器 ヒーター付育苗器 「愛菜花」 という商品です。

ところが、市販品だけに完成度が高いですが、お値段も高いです。

amazonを見ていると「育苗マット」「発芽マット」という商品も販売されていました。

 

LS Hyindoor 10″x20.75″ ヒートマット 園芸発芽マット 育苗マット

これなら¥2,000ぐらいで購入できます。

これと衣装ケースを組み合わせれば保温育苗ケースを自作できるのではと考えました。

amazonの発芽マットは、温度調整ができないので、別途サーモスタットが必要みたいです。

サーモスタットは価格も安いXH-W3002を選びました。

DiyStudio XH-W3002 AC 110V-220V 温度コントローラーデジタル LEDディスプレイ -50℃~110℃サーモスタット

衣装ケースはよくある大型のものだと横幅70cmほどあり、大きすぎるので、少し小さめのアイリスオーヤマ 収納ボックス MAA-530 にしました。

衣装ケースが届いたので、さっそく作成しました。

まず、衣装ケースは高さがあるので、苗が小さいうちは保温スペースを節約するために発泡スチロールで嵩上げしました。

このスチロールの上に発芽マットを載せます。

そして、発芽マットの上にプラグトレイを載せます。

保温のため、中にエアーキャップを敷き詰めました。

サーモスタット「XH-W3002」は蓋に両面テープで固定して、衣装ケースの蓋に小さい穴を開けて、発芽マット用の電源ケーブルと温度センサーを通しました。

あとは、「XH-W3002」の温度設定です。

横に温度計を置いて「XH-W3002」の温度補正をしているところです。

「XH-W3002」の設定方法ですが、まずコンセントから電源が供給されると現在の温度が液晶画面に表示されます。

一番左のボタンを押すとメニューP0が表示されます。右の上下ボタンを押してP1、P2、P3のメニューを選びます。

P0はサーモスタットの電源が入る温度です。

P1はサーモスタットの電源が切れる温度です。

P2は温度補正のメニューとなります。±の温度補正が0.1度刻みで補正できます。

私の場合、サーモスタットの温度の方が温度計より1.7度ほど高めに数値が出ていたのでマイナス補正しました。

とりあえず、サーモスタットの電源が入る温度を23度にし、電源が切れる温度を26度で設定して電源を入れたままにしてみました。

サーモスタットの電源が入っている時は表示パネルのOUTのところの青色のLEDが点灯します。

サーモスタットの電源が切れるとLEDが消灯するようになっています。

中に温度計を入れて、一晩様子を見てみました。

発芽マットの上に、サーモスタットのセンサーを設置、その上にセルトレイを乗せて、その上に温度計を載せて夜間の部屋の中で電源を入れた状態で様子を見ました。

早朝でも22度台を維持しています。

これならなんとか育苗で使えそうです。

 

 

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この記事を書いた人

はじめまして、Roshiと申します。
自分でできることは人に頼まないで、自分で調べてやってみる!をモットーにしています。
パソコン、タブレット、スマートフォンや趣味のカメラを中心に役立つ内容をお届けします。

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